自分の健康に気をつけよう

介護職は、イメージよりもかなりハードな仕事かもしれません。高齢者を支えたり、体をおこしたりといった作業が多いので、それなりの体力が必要になります。中でも、男性職員の場合は特に力仕事が多くなる傾向があるようです。
身体への負担が大きくなりますので、普段から健康管理にしっかりと取り組むことが大切です。健康管理の基本は、まずは規則正しい生活を心がけることです。朝は早めに起きて軽く身体を動かすことで、眠っていた体をしっかりと目覚めさせることができます。また、バランスのとれた食事をとることも重要です。特に朝食は必要不可欠といえます。食事はインスタントやカップラーメンなどはできるだけ避け、タンパク質やビタミン、ミネラル類がバランスよく摂取できる魚介類や野菜類が多めのメニューを選ぶようにしましょう。

仕事の最中は定期的に身体を伸ばしたり軽く動かしたりすることが効果的です。時間があればストレッチを行うことをおすすめします。ストレッチで身体の柔軟性を高めることで、介護職に多い「ぎっくり腰」の予防に役立ちます。さらに、ストレッチによって全身の血流の流れを改善することは、疲労の蓄積を防ぐことにつながります。疲れを感じた場合は、過度でない糖分を摂取しましょう。黒飴などのシンプルな飴をポケットの中に入れて持ち歩くことをおすすめします。

また、仕事の後のアルコールは明日への活力につながりますし、ストレスの解消にも役立ちます。ただし、飲みすぎは翌日の仕事に悪影響を及ぼすことになりますので、くれぐれも注意が必要です。量を少なくするか、休みの日の前の晩だけ飲みに行くか、などの工夫をしましょう。